76 足根骨の骨折 有痛性外𦙾骨 (ゆうつうせいがいけいこつ)

61 足根骨の骨折 距骨骨折 (きょこつこっせつ)
62 足根骨の骨折 右踵骨不顕性骨折(みぎしょうこつふけんせいこっせつ)
63 足根骨の骨折 踵骨骨折 (しょうこつこっせつ)
64 足根骨の骨折 距骨骨軟骨損傷 (きょこつこつなんこつそんしょう)
65 足根骨の骨折 足根管症候群 (そっこんかんしょうこうぐん)
66 足根骨の骨折 足底腱膜断裂(そくていけんまくだんれつ)
67 足根骨の骨折 足底腱膜炎(そくていけんまくえん)
68 モートン病、MORTON病
69 足根洞症候群 (そっこんどうしょうこうぐん)
70 足根骨の構造
71 足根骨の骨折 ショパール関節脱臼骨折
72 足根骨の骨折 リスフラン関節脱臼骨折
73 足根骨の骨折 リスフラン靱帯損傷
74 足根骨の骨折 第1楔状骨骨折 (けつじょうこつこっせつ)
75 足根骨の骨折 舟状骨骨折 (しゅうじょうこつこっせつ)
76 足根骨の骨折 有痛性外𦙾骨 (ゆうつうせいがいけいこつ)
77 足根骨の骨折 舟状骨裂離骨折 (しゅうじょうこつれつりこっせつ)
78 足根骨の骨折 立方骨圧迫骨折(りっぽうこつあっぱくこっせつ)=くるみ割り骨折
79 足根骨の骨折 二分靱帯損傷 (にぶんじんたいそんしょう)
80 足根骨の骨折 踵骨前方突起骨折 (しょうこつぜんぽうとっきこっせつ)

上のイラストは、足の内側部で、内側の骨の端に外𦙾骨があります。

舟状骨粗面という足の内側に、出っ張った部分があるのですが、その部分に後𦙾骨筋という筋肉がついており、この筋肉は、足の土踏まずを維持する上で重要な役割を果たしており、この筋肉が緊張することで、足のアーチが保たれています。

有痛性外𦙾骨による疼痛は、捻挫や繰り返される後𦙾骨筋の引っ張り作用で、外𦙾骨部分が舟状骨の部分から剥がれ、その部分で炎症を起こしたことにより発症しています。

 

局所の安静下で、鎮痛剤、温熱療法などの保存療法で疼痛の改善を目指します。

症状が長期化するとき、繰り返し疼痛が出現するようなときは、ギプス固定や足底板=アーチサポートを装着させるリハビリ治療が行われます。

大多数は保存療法で改善が得られていますが、4ヶ月以上の保存療法を行っても、症状の改善が得られない、また、なんども再発を繰り返し、日常生活に支障があるときは、手術が選択されています。

 

手術は、外𦙾骨を摘出、舟状骨突出部も一部骨切りを行い、最後に支持組織である後𦙾骨筋腱と底側踵舟靱帯の再縫着を実施します。

これにより、運動痛は消失し、後遺障害を残すことはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です