48 足関節の構造と仕組み

48 足関節の構造と仕組み
49 右腓骨遠位端線損傷 (ひこつえんいたんせんそんしょう)
50 右足関節果部骨折 (そくかんせつかぶこっせつ)
51 足関節コットン骨折(三果部骨折)
52 アキレス腱断裂
53 アキレス腱滑液包炎 (あきれすけんかつえきほうえん)
54 足関節不安定症 (そくかんせつふあんていしょう)
55 足関節に伴う靱帯損傷のまとめ
56 足関節離断性骨軟骨炎 (あしかんせつりだんせいこつなんこつえん)
57 右腓骨筋腱周囲炎 (みぎひこつきんけんしゅういえん)
58 変形性足関節症 (へんけいせいそくかんせつしょう)
59 足の構造と仕組み
60 足根骨の骨折 外傷性内反足 (がいしょうせいないはんそく)

足関節は、脛骨(=𦙾骨)と腓骨で形成されるソケットに、距骨がはまり込む構造となっています。
距骨の下後方に位置する踵骨(かかと)は、脛骨、腓骨と靭帯でつながっており、広義には、足関節は、脛骨、腓骨、距骨、踵骨の4つの骨で構成され、主に、つま先を上下に向ける動きに関わっています。

関節表面は軟骨と呼ばれる弾力のある組織で覆われ、足関節周囲は、多くの関節や強靱な靱帯に囲まれていて、衝撃や負担に強い仕組みとなっています。

足関節では、脛骨と腓骨が距骨をおさえる働きを補助するように、くるぶしの上の脛腓関節をしっかり固定すると、捻挫の危険性から回避できると言われています。
トレッキングシューズをイメージして頂くとわかりやすいでしょう。

足関節を構成する骨のうち、距骨は踵側からつま先側へ広がる台形となっています。
この骨形状は、距骨が後方へ動くのを抑制し、前方へ動きやすい状態を作り出しているのです。
そして、前距腓靱帯は、距骨が前方へ動くのを止めているのです。

足首は多くの関節の組み合わせから構成されており、その運動は複雑です。
底屈・背屈を基本に、内転と外転、回内と回外といった複数の動きが無意識のうちに組み合わさって、内返し・外返しという足の動きを形作ります。

ヒトの足は、立つ、歩く、走ることを目的としており、その機能に合致する構造となっています。

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