交通事故では、胸部に対する強い打撃、圧迫により、稀に発症します。

 

嚥下造影検査で食道狭窄を認めると、バルーンによる食道拡張術が実施され、一定の改善は得られるのですが、たくあんなどの固形物の嚥下が困難な場合、10級3号、顔面の醜状痕で7級12号、併合6級が認定され得ます。

その後、時間経過によって嚥下障害は消失しています。

 

治療では、呼吸路の確保が先決となります。

呼吸困難では、気管切開で気道を確保しなければなりません。

 

小さな食道穿孔であり、縦隔炎が軽度のときは、禁飲食、高カロリー輸液による保存的な治療が行われ、改善が得られています。

しかし、それ以外では、外科的食道修復術およびドレナージ術を直ちに行う必要があります。

 

破裂してからの時間経過が短く、縦隔炎が軽度で食道の状態が良好であれば、食道壁を直接縫合する食道修復術が行われています。

 

破裂してからの時間経過が24時間以上と長く、縦隔炎が高度であって、食道の状態が不良なときは、緊急的に食道の全摘術が実施され、縦隔炎が落ちついてから胃管を使用した吊り上げ術などで食道再建術が行われています。

胃管吊り上げ術