交通事故により、ピアスなどで耳を引き千切られたものは耳介裂創と診断されますが、それよりも小規模で引き裂けたものは、耳垂裂と診断されています。
耳垂裂では、組織が残っていることがほとんどで、修復、形成は容易で、後遺症を残しません。
耳介が引き千切れたときも、事故直後に対応され、その部分が小さければ、そのまま縫合できます。
また、大きくても顕微鏡下の手術で血管を縫合できれば、再接着します。
他にも、いくつかの形成手術の方法があり、形成外科の専門医をが行っています。

耳介血腫、耳介裂創における後遺障害のポイント

1)耳介血腫、耳介裂創であっても、事故後早期に適切な処置や手術がなされれば、ほとんどで、後遺障害を残すことなく治癒しています。
耳介血腫では、穿刺、吸引で血液を除去し、穿刺針を2週間ほど留置する方法や、耳介の後面を切開し軟骨を除去することで、前面の血腫を除く手術も採用されています。
2)しかし、頭部外傷、意識喪失、瞳孔散大では、ICUで、頭部外傷の治療が優先されます。
耳介血腫や耳介裂創は、止血処置のみで放置されます。
後遺障害を残すのは、一般的には、このパターンです。
耳殻の2分の1以上の欠損は予想されないところから、醜状障害として、12級14号もしくは9級16号に認定され得ます。