13 頭部外傷 脳挫傷+頭蓋底骨折+急性硬膜下血腫+外傷性クモ膜下出血+びまん性軸索損傷
これは相当な重症例です。
外傷による局所の脳組織の挫滅、衝撃により組織が砕けるような損傷、つまり脳挫傷となり、その出血が脳の表面(脳表)と硬膜の間にたまると急性硬膜下血腫、さらに硬膜の内側にある薄いクモ膜と脳の間に出血が広がっていくと外傷性クモ膜下出血と診断されます。
これらの傷病名は、出血のひろがりを示しているのですが、深刻なことに、脳表面の広い範囲に点状出血、びまん性軸索損傷まで認めら、意識喪失期間は60日を超えました。
この方は、別表Ⅰの2級1号の認定を受けました。